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LIVE REPORT

RUMER

One Night Premium Live in Tokyo

2011.06.03 fri Shibuya O-EAST
Open 18:00 / Start 19:00

デビューアルバム「シーズンズ・オブ・マイ・ソウル」は、イギリスで50万枚のセールスを突破しプラチナディスクを獲得。ロングランヒットとなりイギリス最大の音楽賞“ブリットアワード2011”で「最優秀新人賞」「最優秀ブリティッシュ女性アーティスト賞」の2部門にノミネートされ日本でも3月9日にリリースし、大きな話題となっている。
あのバート・バカラックが「聴く人に何かを届けてくれる」と絶賛している大型新人ルーマーが一夜限りのプレミアムライヴを6月3日渋谷O-EASTで行った。

本人の意思により、着席スタイルにて行われる事となった会場には、所狭しと並べられた椅子に次々と幅広い世代のファンが集まり、親子連れの姿も見られる中、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、サックス、トランペット、2人のバックコーラスが次々にステージに上がり、キレイなビリジャン色のロングドレスで登場したルーマー。客席から沢山の拍手と歓声に迎えられ一夜限りのプレミアムライブの始まりだ。
「Come to me high」の歌い始めのラッパッパララッパッパラ…この部分を聴いただけでその歌声に魅了されてしまう。とても心地よく、とても気持ちよく、まるで何か柔らかい布に包まれたかのような感覚。
青を基調としたステージに立ち、マイクスタンドに向かい歌うルーマーに吸い込まれていく客席。
1stシングル「Slow」を聴いた瞬間、思わず鳥肌が立ってしまった。
愛する事の胸の高鳴り、せつなさ、大事さが歌詞からも伝わってくるが、ルーマーが伸ばした指の先にまるで相手が居るのではないかと錯覚する位、世界観に引き込まれていた。
高音の透き通る声も勿論だが、低音の声の張り方までもが恍惚感を与えてくれる。
Daryl Hall & John Oatesの代表的なソウルナンバーである「Sara smile」をカヴァー。イントロを聴いた瞬間、会場のファンも沸く。
カレン・カーペンターを彷彿させると話題にもなっているが、ルーマーの歌声は他に類を見ない程、純粋に心の中に入って来ては人々を魅了してしまうという不思議な力がある。
Hall & Oatesとは一味も二味も違い、完璧にルーマーの「Sara smile」と言っても過言では無い程だ。
ここで何やらピアノと話をして、当日のセットリストの曲順を急遽変更し、ルーマーの今、日本の私達に聴かせたい曲を本人が選ぶスタイルとなった。
ライヴにこだわりを持ち、最高のショウをファンに提供したいというルーマーの粋な計らいからだ。

ルーマーがピアノだけで歌う「Healer」は、ただただその歌声にとろけてしまうばかりでは無く、α波やマイナスイオンといった癒し効果とよばれる大抵のものは、ほとんどが目にする事が出来ずに見えないものだが、彼女は唯一目にする事が出来る癒しそのものである。
曲が終わる度に見せるルーマーの笑顔がとても印象的だった。
「日本の皆さん、愛してます」と流暢な日本語でステージを去り、その後も拍手と歓声は止まず、再度ルーマーが一人でステージへ。
なんとこの日はルーマーの誕生日であり、会場からルーマーに「Happy birthday」を皆で歌い、サプライズのプレゼント。
ルーマーからは、そのお返しにと、マイケル・ケイン出演のイギリス映画「Alfie」のバート・バカラックが作曲した主題歌をアンコールに披露してくれた。

[text by HIT-ME, Photo by Yukiko Amita]



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