H.I.P HAYASI INTERNATIONAL PROMOTION

LIVE REPORT

MINMI

MINMI LIVE TOUR 2013
“Ribbon” ~僕らの空にリボンをかけて~

2013.12.22 sun at Zepp DiverCity
Open 16:00 / Start 17:00

ファンと共に歩んできた10年間。母としての喜び、
葛藤を音楽で伝える挑戦から、次の10年への新たな挑戦は続く!
宇宙一のお祭り!セミファイナル東京公演!

12月22日。クリスマス直前、カップルや家族連れでごった返すお台場。その隙間を縫ってZeppへと急ぐ。2013年7月に発売された、MINMIの集大成的作品ともいうべき5thアルバム【I LOVE】を引っさげ、一生に一度しかないツアーをスタート。今日は、全国8カ所、9公演のセミファイナル。入場口を抜けてすぐのロビーは、既に前進するのも困難な程のファンで埋め尽くされている。肩にはタオルがお約束。MINMIのライブは、これがなきゃはじまんない。女性ファンが多いイメージのMINMIだったが、見渡すと、カップル、ママチーム、親子、男の子同士、おじさま(!)まで、まさにボーダレスな層が集結していることに気がつく。世界のトップセレクトショップでも取り扱われている、PLASTIC TOKYO/ director YUYA IWASAKIとのコラボレーションが実現した、今回のツアーグッズ。目が覚めるような色遣いと、視覚に訴えかける幾何学模様が印象的。更には、謎の暗号22022を入れこんだ遊び心満載のデザイン。いざ、扉を開けてライブ会場へ一歩踏み入れた瞬間、体にまとわりつく熱気。MINMIファンのエネルギーの濃さを物語っている。

開演予定時刻を過ぎ、待ちきれないファンがMINMIの名を叫ぶ。17時17分。ドラム音とともに、アナウンスが入る。「本日は、MINMI LIVE TOUR 2013 “Ribbon” ~僕らの空にリボンをかけて~、にご来場いただき誠にありがとうございます。開演中のスターライト、ホイッスル、歓声などの応援は、演出を更に盛り上げるため(!)ご遠慮なく自由に大暴れしてくださいませ!!!」その粋な言葉に、一気に歓声が沸き上がる。青い閃光とスモークにつつまれ、MINMIが登場!拳を突き上げ、ブルーのスターライトでMINMIを迎えるファンたち。宇宙空間を思わせる映像演出と、MINMIの頭上には、大きな丸い月が輝く。「いこか、いこか東京!」MINMIの第一声と『さくら〜永遠〜』のイントロに会場内は熱気の渦に包まれる。1曲目からパワー全開で迫ってくる。そのパワーに圧倒されながらも、グイグイと引き込まれてゆく。「年齢関係ない、時代なんか関係ない、まだまだいけるやろ、まだまだいけるでしょう、東京!何歳でも関係ないよ!みんな輝いてるよ!」と曲の合間にメッセージを込めていく。「会いたかった」とファンに対する溢れる想いを口にし、『ラララ〜愛のうた』へと繋げ「歌える?」とすかさずMINMIワールドへ誘う。オレンジやピンクのライトに照らされ、白いふわふわとした衣装のMINMIがくるくるとステージを動き回る。MINMIの盛り上げ上手は、天性なのだ。高揚感に包まれた会場を目の当たりにしてそう思わざるを得ない。立て続けに『風に乗せて』、『Lotta Love』を披露し、更に会場の温度を上げていく。スクリーンには”YEAH!YEAH!”の文字が踊り、左右の舞台には”YABAI!!”の纏(まとい)が舞い、のっけから、ファンとの大合唱。暗転し、メロウなメロディーが流れ、スポットライトの中、しっとりと『アベマリア』を歌い始める。アップテンポになるサビでは、ファンも待ってましたとばかりにタオルを回して応戦。一旦ステージから姿を消したMINMIが、今日だけの為に準備したという、純白の大きなリボンのヘッドドレスとウェディングドレス姿で再登場!開始20分、オープニングから5曲ですっかり会場を一つにする。圧巻。「ここに今日来てくれた男の子でも女の子でも、みんなには必ず運命の人がいる。探すんではなく、恋人でも友達でも、今そばにいる人は逢うべき、運命の人。今日は、私とあなたも、逢う事が運命やった。赤い糸結ぼう、東京。」とはっきりと話し、会場の歓声とともに、幸せのなれるというジンクスのある『エンゲージリング』を熱唱。スターライトを振ることも忘れ、聴き入るファン。MINMIの力強く、通った声が胸に迫る。
 そして、ライブになるとなぜか関西弁になる、関西人歌姫MINMIの爆笑MCタイムに突入。「ただいま!ここよ、私、住民票あるの。もうここ、地元やから!」と挨拶し、意外にも普段は標準語を使いこなしているエピソードなどをコミカルに披露。裏テーマでもある、”宇宙飛行/宇宙から見た地球”を意識した「地球人!」と言う呼びかけに、思いのほか一体となる会場に、MINMIのテンションも上がる。様々な土地から集まってくれる地球人と一緒に、リズムを感じて同じグルーブを感じていこうと、最近覚えたという、”ぷちょへんざ”(put your hands up)を会場と一緒に練習する一幕も。

4名のツアーダンサーの紹介とパフォーマンスの後、宇宙服のようなシルバーの前衛的なスーツに身を包みMINMIが登場。ノリに乗って重低音の振動がテンションを上げる『CHIKAのテーマ』を披露。ライブも中盤に差し掛かり『サマータイム!!』の歌いだしでボルテージマックスのファン。MINMIライブ参戦回数2回以上のファン”おかわりMINMIさん”が、お決まりの「めちゃヤバい」コールを率先する。「ファイヤータイムいくよ!火をつけるよ!」”Light up Di Fire〜”で始まる『ハイビスカス』ではもの凄いエネルギーで観客を飲み込んでいく。続く『I love you baby』では、側にいてくれる全てのスタッフ、ファンなど感謝を伝え、熱唱。ファンとのコール&レスポンスも繰り出す。ライトダウンと同時に、オオカミの遠吠えが空気を一変させる。月と星が瞬く中、丑三つ時の怪しい雲を背景に、宇宙旅行へ観客を招待するMINMI。スクリーンに映し出される宇宙の無数の星と、地球。「普段の常識を脱ぎ捨てて!いっつもさあ、頑張ってるんでしょう?!今日ぐらいクレージーになっちゃってもいいんだよ!!Everybody!」と煽り『KYON-C』へなだれ込む。

続いて聴こえてきたのは祭り囃子。花火が地球の周りで盛大に上がる中、12月4日に4thアルバム「おかげさまです。」をリリースしたばかりのお祭り男、SHINGO★西成がサプライズゲストとして参戦!突然の出演に、ファン達の嬉しい悲鳴があがる。満を持して唯一無二のMCスタイルを披露。バカなこともアホなこともやってみよう、の歌詞にちなんで、ダンサーがカトちゃんペを披露したり、ファンの無茶振りに困惑しつつも、ドティワインをMINMIが披露するなど、笑いと愛に溢れる、仕込みなし、アドリブ満載のファンのやり取りが繰り広げられた。

ライブも佳境を迎え、パープルの照明に照らされながら今回のツアーの核ともなっている、大沢伸一プロデュースの『Lavender』を優しく歌い上げる。アッパーチューンが代名詞の今までのMINMIと比べると、音数が少なくシンプルな曲だが、だからこそ、MINMIの新しい魅力を引き出している一曲と言える。そして、なんと、ラベンダーの香りの演出が。嗅覚でも楽しませてくれるこだわりのステージに、舌を巻く。これはどうだ!とあらゆる場所に仕掛けをしてくるエンターテイメント性は、MINMIの人柄そのものであり、感じるままにファンと一緒にワクワクしたい、という思いが伝わってくる。そして、黄色い月、ブルーとパープルの光に照らされたステージでは、MINMIが階段に腰をおろし、『Ribbon』の楽曲誕生秘話を語る。他界した大好きな父親へ、素直な気持ちを伝えることに勇気が必要だったこと、同じ気持ちを抱いていたファンの存在、そして、心のリボンを結びたい、リボンを結びたい人と、今すぐ結べるようにと『Ribbon』を心を込めて披露。会場は涙と感動で満たされた。「今、見えない闇みたいなことを感じてるとしたら、皆の闇を音楽で全部かき消して、光を当てたいと思ってる。私が今まで経験してきた、喜び、悲しみ、もらった愛、通じなかった気持ち、悔しい気持ち、だけど悔しいから頑張れる気持ち、挫けそうになっても諦めない気持ち、自信がなくても奮い立たせる気持ち、何度も絶対あり得ないことを覆してきた強さ。今、闇を光に変える力をあなたに、私は全部出す!だから、大丈夫!」と力強く言い放ち、『この世が闇だと言わないでおくれ』を高らかに、力の限り歌い上げる。左右に無数のブルーのスターライトが揺れる。そして、「あんまり考えてもあかんよ、ここは感じていってよ!
としんみりしていたファンを鼓舞する場面も。自身のケガをきっかけに、大切な人を思うように、自分を宝物のように愛してみたいと思ったことを話し「簡単なことよ!自分向ける愛を忘れている人がおったら一緒に愛を持って帰ろう。自分は世界一最高。自分をしっかり信じてあげたいと思ってんのよ!この10年間、一緒に歩んできてくれたファンに、この気持ちを一緒に分かち合って、次の10年を目指したいと思ってます!2022年、これママになってやる?これ、40になってやる?日本人てこんなんやる?っていう挑戦を全部やろうと思ってる。あたしは自分を信じてがっちり歩いていくから、みんなまだだいけるって信じて、一緒に歩いていくよ!Love yourself!」と思いの丈をぶちまけ、今回のアルバムタイトルでもあるラストソング『I LOVE』を歌い切る。2002年のデビューから、MINMIはひたすら挑戦してきた。そのエネルギーをいつでも、音楽を通してファンに渡してきたのだと感じた。「ありがとう!I LOVE YOU!」颯爽とステージを後してお祭り本編は終了した。

『MOTHER』の替え歌がどこからともなく響き渡り、拍手も伴い、次第に音量を増していく。”だ〜いす〜き だ〜いすき〜 みんなの気持ち〜 リボンで繋いで〜MINMIを待〜っている Zeppでもう1回 MINMIとBig Peace Yeah! I LOVE MINMI タオルま〜わし〜て ダイ〜バめっちゃやば〜い I LOVE MINMI 宇宙1の夜を〜” ファンからのサプライズアンコールに応え、目を引くネオンカラーのキャップをかぶり、Tシャツ姿でステージに登場したMINMI。ゆるいレゲエのサウンドに合わせて『君が好き』からアンコールスタート。そして、10月9日にリリースされた配信シングル『スマホ』の印象的な関西弁のイントロが流れると、再び会場は歓声に埋め尽くされ、SHINGO★西成が再登場。去り際には、『東京に集まった皆、MINMI、すまん、ホレた。』とがっちりキメて、MINMIへとバトンを繋ぐ。不朽のクリスマスソング『Have Yourself A Merry Little Christmas/ Judy Garland』のBGMに乗せてオリジナル替え歌を披露。曲中では、空から雪が舞い落ち、ロマンティックな演出にファンもそれぞれの思いを噛み締めているようだった。
ファンから募った手紙を即興でMINMIが歌うスペシャル企画では、その日、その場で、そこに居合わせた人たちが生み出す化学反応にワクワクと驚き、感動が生まれ、「今」を大切にするMINMIらしい、ファンと距離の近い交流があった。クライマックスへ向けて、アップテンポのm−floとのコラボレーション作品『TONITE』を披露した後、もはやお決まりとなったヒットソング『シャナナ☆』へ突入!タオルを回し、ジャンプして大合唱。「幸せな時間をありがとう!またあなたに会えますように!」と締めくくり、最後まで全力で力を出し切ったMINMI。演者がステージを去り、暗転したステージで流れたエンドロールでは、『糸』をBGMに、リハーサルの様子やライブのダイジェストが流れた。宇宙旅行は終わりを告げ、大盛況のうちにMINMIのセミファイナルが幕を閉じた。
 ライブ終了後、余韻に浸りながら出口へ向かうと、ライブ衣装に身を包んだMINMIが地球の上に立っている直筆のイラストとメッセージを受け取った。「東京の皆様…ダイバーシティに愛にきてくれてありがとう♡クリスマスにステキなキセキが訪れます様に 2013.12.22 Merry Chriatmas

MINMIは最後まで、感じて、伝えることの大切さを教えてくれる。そして、いつだって「大丈夫、私がついてるよ。」とファン一人一人にそっと寄り添ってくれているんだ、と感じた。

[TEXT by RIE SUMI]
[PHOTOS by Wataru Umeda, Official Photographer]



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