H.I.P HAYASI INTERNATIONAL PROMOTION

LIVE REPORT

清木場俊介

清木場俊介 ROCK&SOUL 2014″MY SOUNDS”最終公演

2014.12.14 sun at 東京国際フォーラム ホールA
open 17:00/ start 18:00

清木場俊介とファンによる10年の集大成!
最高のロックと熱い魂の夜!!

 12月14日東京国際フォーラムホールAにて清木場俊介[ROCK&SOUL 2014 “MY SOUNDS”]ツアーファイナルが行われた。この日は清木場俊介ソロデビュー10周年の締めくくりであるツアーの最終日。北は北海道から南は福岡まで、全12公演の終着点である。
会場に駆けつけたファンの年齢、性別は幅広くちびっこといわれる小さな子供から、若い男女、中年を越えた方々も見受けられる。それは清木場の熱いメッセージが、どんな生き方をしている人々にも届く、本質的なものであるからであろう。真摯に人に、自分自身に向き合い、唄い続けた10年の答えが、開演を心待ちにする約5000人ものファンの熱気となって表れているようだった。
冬も本格的に寒さを増し、東京には初雪がしんしんと降る中、清木場俊介とファンによる熱い熱い”LIVE”が今始まる。

 開演の一音目は、分厚く憂いを帯びたテナーサックスの音色が響くインストナンバーからスタート。キーボード、2本のエレキギター、ベース、ドラムとバンドが重なり、会場の温度を上げていく。同時にステージ上のスクリーンに映し出された2004の文字とソロデビュー時の清木場の姿、2005、2006の数字と共に、順を追って清木場の歴史が映し出される。そして、2014.12.14の文字。一際大きな歓声が上がり、黒いジャケットを身にまとった清木場俊介が颯爽と登場。セクシーで男気溢れるロックナンバー『Pieces』を唄い上げ、この日に対する覚悟を観客に見せ付ける。次の『REAL』では「東京行くぜー!」の声に観客も大きな歓声、”オイCALL”、無数に上がる腕で応え、会場全体で”LIVE”を作り上げる。続く『悲しきRock’Roll』『again』『Long Ride~エバビーチの果てに・・・~』と矢継ぎ早に軽快なナンバーで会場の熱気を上げていく。『Spirit』では「振り向かず生きてやれ」という”諦めない強さ”が託された清木場流の熱いメッセージソング。これまで、熱い歓声を送っていた観客が、彼に向き合うように、そのメッセージを我が身に染み込ませるように、じっとステージを見つめる姿が印象的だった。

 ここから、その空気を繋げ、しっとりいた空間へ。「バラードは重いものばかりです。」と語るが、聞く者の琴線に触れる切なさを帯びた『愛してたはずなのに』『幸せな日々を君と』を叙情的なピアノの旋律と共にバラードを披露。そして、『Honey』では、唄の主人公の心理描写が美しい光の演出で表現され、この曲が持つ深い世界観に見る者を引き込んでいった。その後の『Dear』では一転、真っ赤な照明の中で力強いロックナンバー。清木場の唄と共に、ステージを作り上げるチームの想い、力が会場を魅了していく。
続いてはEXILE脱退が発表された日に発売された『人間じゃろうが!』彼の10年を知る会場のファン全員が唄い出す。この曲に特別な思いがあるのは彼自身もさる事ながら、ファンも同じ思いだろう。唄いながら、涙を流すファンの姿も多く見られた。そして、会場からは「清木場ー!!」と熱い声援。それに応えるように語り出し、グループにいた当時、作り上げられた自分のイメージと本当の自分とのギャップに苦悩した事、それでも覚悟を踏み出し「言葉1つ1つを伝えたい。」と覚悟を持って踏み出した事を赤裸々に告白する。この正直さ、真っ直ぐな姿勢がファンとの垣根を無くし、一層両者の気持ちを1つにしていける理由だろう。この日清木場が何度も口にする「共に歩んだ10年。」それは苦悩しながらも正直に生き、唄でファンを支え、そして、ファンの声に支えられる。そんな関係性を象徴する言葉だった。

 そして、後半戦へ、バンドメンバーの紹介から『JACKROSE』ド派手な花火の爆発音で勢いよくスタート。ここに来てより激しくなったサウンドと清木場のステージング。これでもかと観客を煽り、東京国際フォーラムが揺れる。
『唄い人』では男チーム、女チーム、更にはちびっこチームに別れコール&レスポンス。笑顔の花が会場に咲く。続けざまに『ROCK★STAR』『さよなら愛しい人よ・・・』になだれ込み、『JET』へ。レーザー光線で、会場は一気にダンスホールと化す。サビでファンのほぼ全員が手にしたタオルが回り、まさしく”JET”の風を起こす。サビのシンガロングも起こり、最高潮に達した会場にキャノン砲が炸裂。発射された金色のテープには”楽しんでるかい?10周年本当にありがとう!まだまだロックしようぜ!!”と清木場自身の手書きのメッセージが。彼のファンへの愛が、会場を金色に染めた。そして、”未来へ進め”という熱いメッセージが込められた『LONG MY WAY』へ。確かな意思と希望のメッセージが、見る者の胸を熱くさせる。本編ラストナンバーは「やっと30代らしい歌詞が書けた。」と『One and Only』を白いスポットライトを浴びながら、堂々と唄い上げた。ステージの去り際、ファンに深々と頭を下げるシーンは、何もかも脱ぎ捨て1人の男として、1人の人間として、向き合ってくれた人々に感謝する姿。見届けるファン達の惜しみない拍手が会場を包んだ。

 アンコールでは鳴り止まない拍手を受け再び登場。「この曲はツアーで育ち、10年間の僕達の関係を唄ったような唄になっていった。」と話しスタートしたのは『うつろいゆく世界で』。そして、『今。』かつての仲間へ、そして、ファン、大切な”今”そして、未来へと思いを馳せる歌声は、この日1番の力強さで響く。最後は新曲『Shining』も披露し、大盛況の中、幕を閉じると思いきや、ファンから「もう1曲やってー!」の声。「きれいに終わりたかったのに。」と苦笑いしながらも、「やりますか!」とラストは『かっぱぎロックンロール』ダンサブルなロックンロールで、会場中、清木場自身も満面の笑顔、そしてトドメの「ロック最高!」の大合唱でステージを去っていった。

 

 演奏終了後、清木場自身から3月28日から4月29日までのライブハウスツアーも発表され、ファンから大歓声が上がる。清木場自身が掲げる”LIVE”をより濃密に。そして、「これからもずっと唄っていたい。」という願い。また次の10年、20年へと、彼とファン達の未来への扉が確かに開かれた。

[TEXT by HIDEYAN]
[PHOTO by Maya Ito]



先行発売TICKET

ただいま先行発売中のチケットはありません

一般発売TICKET

PAGE TOP