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LIVE REPORT

清木場俊介

男祭2013 JACKROSE×KIYOKIBA

2013.11.02 sat at Shibuya O-EAST
open 17:30/start 18:30

“男”と”男”の真剣勝負!
清木場俊介が魅せた男気溢れるタフなステージ!

見渡す限り男、男、男。Shibuya O-EASTは異様な光景に包まれていた。それもそのはず、この日は清木場俊介による男性限定ライブ「男祭」が決行されるのだ。このイベントは2009年より隔年で開催されており、今年で3回目の開催となるファン恒例のライブだ。お客さんはもちろんのこと、当日のスタッフまで全員が”男”というこの徹底ぶりには感心させられる。”男”しかいない珍しいシチュエーションがいつも以上にライブ会場を特別な場所に感じさせ、ライブ開始前から会場は異様な雰囲気が漂っていた。定刻の18時半に開演アナウンスが流れるや否や会場は大歓声に包まれ、「清木場!、清木場!、清木場!」と清木場コールが発生!ここはライブ会場ではなく、スポーツの競技場ではないのか?と錯覚する程の野太く、熱狂的な歓声が会場にこだまする。そう、とにかくこの日は熱い!

そうした”清木場コール”の中、バンドメンバーが姿を現し、セッションスタイルのような前奏を鳴らし、主役である清木場俊介の登場への期待を高める!そして重たいハードロック調のギターが特徴の『ROLLING MY WAY』からライブはスタート!イントロが鳴らされれば、いよいよ清木場の登場!会場には割れんばかりの図太い歓声が響き渡る。オープニングからパワフルかつハイトーンな唄声でステージを支配する清木場。それに呼応するように、サビ部分では”Hey Oh!”というコール&レスポンスが巻き起こり、のっけからバンドと観客が一体となって行く。2曲目の『FAKE』では「カモン!」と清木場が煽れば、観客は低く分厚い歓声で応える!以後、そんな光景が随所で見られ、「男祭」ならではの一体感がこの日は見物であった。続く、”悲しきRock’n Roll”ではフロアから「オイ!オイ!オイ!オイ!」とコールが起こり、さらなる結束を会場は見せて行く。

そして「元気かい?2年振りの男祭ということで、またみんなに会えて嬉しいです!いくぜ!」という短い挨拶を済ませると、間髪入れず、ドラムのカウントで『魔法の言葉』へとなだれ込む。そこから5曲続けて演奏され、休む間も無しに、オープニング同様に再び攻めのステージへと転じて行く。美しいストリングアレンジが際立つ”罪と罰”で幻想的な世界を生み出し、続くナンバー、『サル』では「もう止めてくれ!」と大合唱が再び起こる。その後、『天は我をも裁けるものか!』と『馬鹿が見てる』のミドルナンバーを連発!それらをじっくり、エモーショナルに彼が唄い上げれば、フロアは静寂に包まれていく。その様は、唄い屋、清木場俊介の真骨頂をまざまざと見せつけられているような光景で、この日のライブの中でも印象的なシーンであった。

そしてこの日2回目となるMCでは「イエ~イ!どうかい?まだまだやるで。前回は始めからやり過ぎて、中盤バテたけど、今日は良い感じよ!」と語れば、「今日は男祭用に新曲を用意してきました」とまだタイトルも決まっていないという新曲を披露!清木場らしい男気溢れるハードロックナンバーに新曲ながらも「オイ!オイ!オイ!オイ!」とフロアからは大きな反応が返ってくる。そして再びMCに戻れば、ライブでは恒例の相談コーナーへ。お客さんから、嫁とのセックスについての悩みやキャバ嬢に恋した話などの相談が寄せられ、女子禁制、下ネタ全開のトークに会場は大きな盛り上がりを見せていた。

「後半いっちゃう?暴れようか!よし、ギター頂戴!」とギターを手にすれば、「後半盛り上がって行くぜ!」とシャウトし、後半戦へと突入!アメリカンロックを感じさせる軽やかなミドルナンバー『五日間……バックレよう』、『唄い人』を続けて唄えば、軽やかなそのビートに乗せられるようにフロアからは大合唱の応酬!会場がより一体感を得た所で必殺ポップチューン『GO!WAY』”を投入!会場のボルテージは一気に沸点に!途中、全国の映画館でのライブビューイングを通し、その様子を見ているであろう女子を煽るシーンも見られ、彼のエンターテイナーとしてのサービス精神も見せつけられる。清木場と観客が渾然一体となった大合唱はこの日のまさにハイライト!そこから続けざまに『さよなら愛しい人よ…』、『祭りの後』、『Fighting Man』、そしてこの日のテーマ曲『JACKROSE』とアッパーチュンーを連発!この5連打に会場は完全にノックアウト!縦横無尽にステージを駆け、シャウトする清木場のパワフルな姿に会場はすっかりやられていた。そうしてライブハウスの熱気が上がりきった所で再び清木場は語り始める。男祭を共同主催するJACKROSEへの感謝を述べ、「今30代を生きる俺にとって、大事なメッセージが込められていて、この曲のようにこれからも生きて行こうと思うんで、聞いてください」と本編最後の楽曲に選ばれたのは『ONE』。そこでアコースティックギターを掻き鳴らし唄うのは、等身大の清木場俊介であり、彼の生き様をひしひしと感じさせられる一節であった。

こうして本編が終了すると、再び「清木場!清木場!清木場!」と清木場コール!それに促されるように再び本人が登場。そこから短い挨拶を挟み、30代のリアルな気持ちを唄にしたという新曲が披露される。そして、「まだまだ男だけでやっていけることはたくさんあると思うから、男祭は10年、20年と続けて行けるように頑張りますんで、これからもよろしくお願いします!」と清木場が語りかけると、この日最後のナンバー『クサレ…俺』が始まる。途中アカペラで唄うシーンではその場にいた誰もが固唾を飲み、彼の唄声に酔いしれていた。そうして最後まで熱く力強い唄声を響かせるとライブは大団円を迎えるのであった。「めちゃめちゃ調子良かったな。楽しいライブになりました。ありがとうございます。」と最後の挨拶を終えるとビールを催促し、ビール片手にいつもの「3、2、1、ロック最高!!」の叫び。こうして2013 年の男祭は終焉を迎えるのであった。アッパーなナンバーをズラリと並べた、どこまでも攻めのステージはとにかく男気に溢れ、兄貴の呼び名がふさわしい清木場のマッチョなステージに痺れっ放しの2時間半であった。

[TEXT by Kuwata Kousuke ]
[PHOTOS by Official Photographer]



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