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LIVE REPORT

加藤ミリヤ

TRUE LOVERS TOUR 2013

2013.4.16 at さいたまスーパーアリーナ
open 18:00 / start 19:00

「今日は愛を伝えに来ました!」
HEART BEATを感じる加藤ミリヤTRUE LOVERS TOUR 2013

6thアルバム『TRUE LOVERS』を引っさげ、2月から始まったホール13ヶ所・アリーナ2ヶ所(計20公演)を巡る全国ツアーがついにファイナルを迎えたこの日。「渋谷から女の子が消えた」と、一部で話題になった。女の子はどこに行ったんだ? そんな疑問の中、さいたま新都心駅に着くと先程までの疑問は、すぐに確信へと変わる。

さいたまスーパーアリーナには、この日を待ち望んだ沢山の”ミリヤー”達で埋め尽くされていた。思い思いにミリコスと呼ばれる加藤ミリヤのコスプレをした女の子達が写メを撮り合いしている。会場外に設置されているパネルと同じリボンを頭に結び、それぞれがそれぞれのミリコスで開演を待っていた。

暗転と共にギリシャ神話に出てくるかの様なステージが現れ、両サイドに設置されたスクリーンに映し出された映像には荒れた海が映し出され、ユニコーンが砂浜を走る。
ユニコーンの角には”水を浄化し、毒を中和する”という不思議な特性があるという説があるが”この世で最も美しい、最も誇り高い、最も恐ろしい、最も優しい動物”として描いたものがユニコーンという説もあり、それと対比するかの様にミリヤの映像を重ねていく。
会場はいつの間にかサイリウムで赤い絨毯と化し、ミリヤの登場を迎え入れる準備は万全。オープニングが終り、1曲目はDAISHI DANCEがプロデュースした事で話題になった『With U』のイントロと共にステージ後方に設置されたステージの大きな扉が開き、白い大きな椅子に座り登場したミリヤは”白の戦士”とでも名付けたらいいだろうか。そんな姿に光が射し、愛の時間は始まったのだ。

『AIAIAI』ではメインステージから続く丸いサブステージにバックダンサーを引き連れ移動し『SAYONARAベイベー』と『Love Forever』で鞭を振り回すミリヤのバックスクリーンでは銀色の蛇がグルグルと映し出され激しいダンスが休むことなく続き、会場の熱気はどんどん上がって行く。

ミニスカートのボンテージにドット柄のニーハイを履いたファッションリーダーとしても名高い修道女姿のミリヤが映し出され『LOVERS part Ⅱ feat.若旦那』へと続く。
カノンをモチーフとした『Love is…』に続き『BABY!BABY!BABY!』で盛り上げ、先程までのギリシャ神話風のステージと曲調がガラリと変わる。


『Heartbreaker』や『True』と、好きな人を想い、辛い部分を吐き出す事もまた強さだということをミリヤは伝えているかの様だ。失恋ソングの女王と呼ばれるのは、今までしてきた恋愛の共感出来る部分をそのまま歌詞に込めたからなのだろう。
涙ながらに歌う『UGLY』で愛の証を歌い、ステージを去ったミリヤに会場から『夜空』の大合唱が起こり、アンコールではステージに大きなミラーボールが降りてきた。ミリヤと共に清水翔太とSHUNがステージに立ち『今夜はブギーバックfeat,清水翔太&SHUN』を披露し、清水翔太との最新コラボ曲『LOVE STORY』をデュエット。

会場のみんなが歌ってくれたからとアカペラで『夜空』を歌うと、会場からも大合唱が起こる。
この日、会場の外で集まったファンに【ミリヤの曲で好きな曲は何?】と聞き、第1位に輝いた『Aitai』が始まると涙するファンが至る所で見られる。

「今も忘れられない人を想ってせつなくなる」(22歳・女性 販売)
「どうしてミリヤは私の気持ちを代弁出来るんだろうって思う」(26歳・女性 営業)
「他に好きな人がいるって言う男はずるいけど、自分が好きな人にはずるいって言えない」(19歳・女性 学生)
そんな声があった。

『HEART BEAT』で会場をひとつにするとミリヤから”愛し合いされて生きるんだよ”とメッセージ付きの銀テープが。
今回のツアーは”愛”がテーマとなっていた。両手でハートを作りながら『私達は、みんなのお父さんとお母さんの愛の証』。そう言っているミリヤの姿にオープニング映像を思い出していた。
実は、ユニコーンには「純潔なものにだけ心を許す」という説もある。
愛は純潔なのである。
そんな加藤ミリヤ『TRUE LOVERS』ツアーファイナル。リアルな愛をお届けしました。

[TEXT by オオタニヒトミ ]
[PHOTO by Tsuzie Jackie]



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