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LIVE REPORT

チームしゃちほこ

乙女祭り2014

2014.2.22 sat at EX THEATER ROPPONGI
open 17:00/start 18:00

女の子も!男の子も!乙女も!可愛さ全開のチームしゃちほこ「乙女祭り2014」

2月22日、東京・EX THEATER ROPPONGI にてチームしゃちほこののライヴ『乙女祭り 2014』が開催された。前日には同会場で、男らしくキメた『野郎NIGHT 2014』というライヴが行われたが、この日は一転して可愛らしさ全開。ステージは色とりどりの風船で飾り付けられ、女性優先エリアのみならず、乙女の心を持つ”女装をした男性”優先エリアも設けられた会場には、個性豊かかつ本気の女装姿の観客が溢れ、開演前から早くも祭りの高揚感が漂っていた。

いよいよ開演。受験で欠席中の坂本遥奈を除く5人が、ドットのワンピースにカラーウィッグ&猫耳という乙女チックな衣装で登場すると、アヴリル・ラヴィーンの『Girlfriend』に乗せてチアダンスを披露。秋本帆華が「今日は女の子がいっぱーい!乙女祭りー!」と叫び、一曲目『恋人はスナイパー』がスタートした。曲中に秋本が「このなかで1番可愛いよー!」と女装した男性ファンを指す場面や、伊藤千由李が「女の子!」「男の子!」「乙女ー!」と会場を煽り盛り上げる場面もあり、この日限りの特別な空間をメンバーも観客も序盤から大いに楽しんでいた。
MCでも、話題はやはり”女装エリア”。年始の3Bjuniour Liveで誕生した限定ユニットてんかすトリオの衣装を着た男性を見つけると、伊藤がてんかすトリオの『永遠のトリニティー』をアカペラで熱唱し会場を盛り上げた。クオリティの高い(!?)女装の数々に「後ろのほうまで女の子しか見えないよー!」とメンバーが呼びかけると、観客は心なしかいつもより高めの声でそれに応えていた。メンバーもファンも全力でふざけて楽しむ、これぞしゃちほこライブの醍醐味だ。

キラーチューン『首都移転計画』や5月14日にリリースされることが決定した『いいくらし』などを披露すると、再びのMC。今回のイベントにちなんで「自分の”乙女”な部分はどこ?」という質問をすると、咲良菜緒は「寒がり」と回答。一方、乙女な部分は「色かな?」と天然な回答で笑いを誘った秋本は、他のメンバーから「レッスンに砂肝を持ってきて食べる」「存在は乙女、中身はおっさん」などと、実は一番”野郎”だという一面を暴露されてしまった。そんな秋本は「乙女的な夢とかないの?」と質問され「パリコレに出ることかなぁ。菜緒ー!この夢叶えてー!」と咲良におねだり。そんな秋本の夢を実現するべく、ここからこの日の特別企画であるギロッポンガールズコレクション、略して”GGC”がスタート。ステージをランウェイに見立て、インスタントカメラや水鉄砲などの小道具を持ち、思い思いのウォーキングをする5人。最後に登場した安藤ゆずはピンクのカエルの被り物を着け『マル・マル・モリ・モリ!』のダンスを披露した。
メンバーが全員去ると、スクリーンには前日の『野郎NIGHT 2014』の撮って出し映像が映し出される。ワイルドな”野郎”パフォーマンスを2曲しっかりと堪能しところでスクリーンが上がり、AKB48の『ヘビーローテーション』が流れ出す。どことなく48G風な(?)チェックの衣装を着た5人が登場すると、会場はすさまじい盛り上がり。そこへトドメを刺すかのように「しゃちほこのことは嫌いになっても…ピー…のことは嫌いにならないでください!!」とまさかのあのフレーズをぶちかまし、AKB48の『フライングゲット』を披露。その後に『待つわ~DD大歓迎!~』を歌うというメッセージ性あり過ぎなセトリには、ドキドキしてしまうお客さんもいたのでは?(かくいう私もその一人…。)ともかくこの遊び心たっぷりの演出で、会場の温度を一気に上昇させたのは間違いない。

ライヴもそろそろ後半戦。「しゃちのライヴは楽しくはしゃいで疲れて帰るライヴです!疲れて帰ろうぜー!」という煽りから、伊藤の伸びやかな歌声が印象的な『OEOEO』、ピザコールにタオルの大旋回が楽しい『ピザです』、”7”ポーズやジャンプで会場がひとつになる『トリプルセブン』など、鉄板アッパーチューンを6曲連続で力強くパフォーマンス。最後の曲として披露されたのは『乙女受験戦争』で、「乙女もサイリウムをしまって拳でいきましょう!」と言う咲良の言葉通り、会場の全員が拳を振り上げ大熱狂。さらに最後のサビではメンバーが客席にマイクを向け、観客全員の大合唱でのフィナーレとなった。
曲が終わり、ライヴはここで終了…のはずなのだが…。「名古屋にいるはる(坂本)にも届いたよ」と安藤が感激する一方で、「乙女祭りだからって『乙女受験戦争』で終わるとかありがちじゃない?」と不満げな咲良。もちろん観客だってまだまだ終わりたくないと、声をあげる。慌てて登場したスタッフからの2曲だけという許可がおり、ここからは台本にはない予定外のパフォーマンス。客席アンケートの結果、リクエストの多かった『ザ・スターダストボウリング』『そこそこプレミアム』を披露。水鉄砲を手にステージ上を駆け回り、大黒柚姫は自ら水をかぶりびしょ濡れに。観客もメンバーも大興奮のなか、ライヴは幕を閉じた。

ステージと客席の垣根がなくなるような、一体感のある楽しいライヴを見せてれた彼女たち。自分たちが思いきり楽しむことで、お客さんも自然と楽しくなって盛り上がる…それって正しいアイドルの姿な気がする。チームしゃちほこのそんな”巻き込み力”が、今回のライヴではいかんなく発揮されていた。
先に述べた通り、2014年第一弾シングルとして5月14日に『いいくらし』のリリースが決定。さらに、春からはZEPPツアー、夏には武道館でのライヴ開催がすでに決定しており、勢いに乗りまくっている彼女たち。チームしゃちほこが名古屋を軽々と飛び出し、アイドル界のトップに立つ日が、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。

[TEXT by Reina Hikasa]
[PHOTOS by SOSHI SETANI]



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