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LIVE REPORT

清水翔太

Naturally Tour 2012

2012.07.23 mon at 日本武道館
Open 18:00 / Start 19:00

清水翔太、初の武道館!
ツアータイトルに込められた2つの意味。

梅雨明けを意味するとされるセミの声が武道館周辺あちらこちらで聞こえる。
昨日までの肌寒い天気が一転。快晴となったこの日、清水翔太初となる武道館でのワンマンライブが行われた。

会場の外では、この日を待ち望んだ沢山のファンが記念撮影をしながら開場を待ち、その間にも公式携帯サイト“清水翔太MOBILE”の特別企画として本人映像と一緒に写真を撮ってもらい、その場でもらえるというイベントが行われていた。

開場時間となり、ステージ前方に張られたスクリーンに清水翔太MOBILEで募集しているファンのリアルタイムで送られているメッセージや画像が次から次へと流れ、オープニングアクトのSHUNの登場。
「間違いなく最高の1日になると思うんですけど、更に更に盛り上がって忘れられない1日にして帰ってください!」と、切ないラブソング“No More Love”を含めた3曲でステージを温め、少しずつ扉に向かい歩く清水の姿がバンドメンバーとダンサーの名前と共にスクリーンに映し出され扉が閉じた瞬間、ドーンと重い音と同時にツアータイトル“Naturally Tour 2012”の文字 が会場を包み、映画を見ているかの感覚に陥った。

幕が開き、2012年3月に発売されたアルバム【Naturally】1曲目である“Get Back”からのスタートとなるツアーファイナル。
“Gamble”では、かけていたサングラスを外し、4人のダンサーと椅子を並べダンスを披露。

初めてのウエディングソングとなった“The Day”では、歌詞を「僕は皆を愛してるよ」に変え、黄色い声援が飛んだ。
「武道館!ついにここにやって来ました。朝から涙がこぼれそうで、自分が思っていた以上にこの武道館のステージに立つという事を夢見ていたんだなって思って今日、このバンドメンバーとダンサーと…そして皆と今日この武道館に集まれた事を本当に幸せに思います!ありがとう!今日の事を一生忘れないから、皆も一生忘れないで欲しい。今日は全部出しきって最高に楽しんで最高の1日にしたい!準備は出来ていますか?」とのMCに割れんばかりの声援が響く。
そんな会場を見て「最高だね!」とビブラート全開のアカペラから“You & I”に繋げ、その声量に負けじと盛り上がりをみせるオーディエンスに笑顔を見せ“冬が終わる前に”では真夏日を観測した会場に雪が降った。

MCでは、ステージのセットが“翔太の部屋”というテーマで組まれていると触れたが、「こんなんじゃないよ?」と笑いが起こる。
「楽しみ過ぎて爆発しそうだったよ。どうすればいいんだろうってドキドキしてた。ここからはピアノでやりたい」とピアノに座り、“your song” “Tonight”の2曲を歌詞、楽曲共にじっくりと聴かせてくれた。次に、バンドメンバーとダンサーの紹介が行われ、ダンサーと同じダンスを会場で楽しんだ後、
スーツ姿で登場した清水が“Only me,Only you” で、ここまでの空気をガラリと変えるJAZZYな音楽に乗せ後半戦へと繋ぐ。
「大人でしょ?赤ワイン持ってきて!(笑)」とスーツ姿に少し照れながら、今回のアルバムのタイトルになった【Naturally】に込められた意味について、自分の音楽を好きになってくれてライブに足を運んでくれる皆に対し常に自然体でいたい、という”自然体”と、地元大阪でまだデビューも決まっていない時に、荒削りだったけど、とにかく音楽を作りたい!と音楽への興味や気持ちが沢山あってソウルフルな曲を沢山作っていたあの頃にもう一度戻って音楽作りをしようと思い、”原点回帰”という2つの思いを込めたと語った。

そして、アーテイスト清水翔太の原点回帰となる曲“STAND BY ME”が会場の手拍子と共に披露された。
最後のサビで清水とギターとのフェイクバトルが始まり、アポロシアターさながらのステージを魅せ、会場を沸かせた。
スーツのジャケットを脱ぎ、“Overflow”のシャウトに続き“アイシテル”や“君が好き”のラブソングに酔いしれながらステージを去りながらも振り向きざまに「アンコール待ってるよ!」と笑う可愛い部分も。
「大変な事もあるし、傷付く事もあったけど、その全部が今日に繋がっているんだなと思ったら凄く愛しく思えた。皆のお陰で、より一層大事に思えた。だって、そのひとつひとつが無かったら今日、皆に会えなかったかも知れない。皆と一緒に今日を迎えられる事が僕にとって凄く嬉しい事なんです。色んな気持ちを持って今日来てくれたと思うけど、その全てに感謝したい。ありがとう」と心からの感謝を伝え、会場の全体を見渡し深い深いお辞儀をしてステージを去る。

鳴り止まない「翔太!」コールに、ダンサーと共にアンコールで登場し “マダオワラナイ”をステージの階段に座りながら歌い、立った瞬間、目を手で覆い涙で歌えなくなる場面もあった。
清水の代わりにと会場のファンからの気持ちも込められているかの様なサビの部分「まだ終わらない、終わりたくない」の大合唱もあり、会場がひとつになった。
「本当に嬉しくて、ただそれだけなんです。本当に皆の事が大切だし、いつまでもこういう時間が続けばなって。今日は初武道館ですよ!」と、少し照れながらMCを挟み、ここでスペシャルゲスト小田和正が紹介された。

「翔太に初めて会ったのは2009年で、何度も会いましたが、翔太から話しかけてきた事は一度もありません。しかしこんなに大事なステージに呼んでくれて、翔太は別に俺の事をうっとおしかった訳では無いと勝手に解釈して喜んでおります。これから20年、30年振り返ってくる日がやってまいります。これからも沢山のキラキラな思い出を皆、一緒に作っていってください!ジジイは遠くから応援しております!」と、笑いと大歓声に包まれながら“君さえいれば”を披露。
清水から小田へバトンが渡され、更に重なり合い、大きな拍手と声援に送られ手を振り小田が去ってから「凄くない??」と興奮気味の清水。
「小田さん来てくれました!もう感無量ですよ。自分のステージに来てくれるなんて…次、やるのはいつか分からないので皆さん本当にレアですよ!」改めてアンコールの感謝を伝え、ピアノに座り呼吸を整えゆっくりと話し始める。
「僕にとってとても大事な曲なので聴いてください」と“Forget-me-not”の伴奏が始まる。
様々な想いが交差して、涙ぐむファンの姿が多く見られた。
「いよいよ次の曲が本当に最後の曲となってしまいました。嫌です。でも武道館は…夢にまで見た武道館は10時までに出ていかないと清水翔太武道館禁止になっちゃうんだよ?(笑)」と、笑い話も織り込みつつ、「また武道館来たいね。武道館って何かって言われたら分からないんだけど、凄いエネルギーがあって何でもやれそうな気持ちにさせてくれる凄くいい会場で、今日の事は一生忘れないから皆も絶対忘れないでよ。そしたら次の目標がまた出来るじゃない。次、このライブよりも胸に刻まれるライブをしてやろうって明日からもまた頑張るよ。とにかく皆とここに来れて本当に幸せです!ありがとう!」照れながら言う清水に“翔太コール”が響く。
「皆と過ごした今日この時間は僕がこの先どれだけ辛い状況に置かれても、もう一度頑張ろう、立ち上がろう、歩き出そうとする大事な記憶になるでしょう。そういうものを僕は『HOME』と呼んで、今日過ごした時間を『HOME』と呼びたい。」最後の曲となる”HOME”のピアノを弾く清水に自然と手拍子と大合唱が包み込む。

「最高だよ。皆の事を本当に大事に思ってる。これからも本当に大切に思っているからこれからも僕の音楽を聴き続けてください。今日は皆のお陰で本当に最高の1日になりました。本当にありがとう!」
深い深いお辞儀と共にバンドメンバー、ダンサーとマイクを使わず「ありがとうございました」と清水の声が響きステージを去った。

[TEXT by オオタニヒトミ]
[PHOTO by 伊藤麻矢, Official Photographer]



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