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LIVE REPORT

ロッカジャポニカ

4th TOUR〜Revenge for 1000〜

2017.06.18 sun 神奈川・川崎CLUB CITTA’
open 16:00/start 17:00

見事リベンジ達成! 1041人のおともだちと過ごす
「宇宙で一番幸せ」なツアーファイナル

6月18日、神奈川・CLUB CITTA’にてロッカジャポニカの全国ツアー「ロッカジャポニカ 4th TOUR~Revenge for 1000~」のファイナル公演が行われた。昨年行われたツアーでは、”ファイナル公演での1000人集客”という目標を掲げていたものの、惜しくも達成できなかったロッカジャポニカ。今回のツアー、この公演が、まさにそのリベンジの日となっていた。
そんなリベンジ達成のための1000人の一員になるべく、この日はあいにくの雨模様にも関わらず会場には多くの”オトモダチ”(ロッカジャポニカファンの総称)が駆け付けた。
オープニングVTRでは、メンバーがCLUB CHITTA’のまだ誰もいない客席を眺めながら、リベンジへの決意を誓う様子が映し出され、この日に向けて共に歩んできたファンとの気持ちをさらに高めていく。
開演の時、内山あみの「川崎CLUB CITTA’へようこそー!」という掛け声から、『WEE FIGHT OH!!!!!』で勢いよくライブがスタート。「ロジャポ!」「ファイナル!」というコールの掛け合いで盛り上がり、メンバーと観客は早くも息ぴったりだ。
MCではおなじみの自己紹介の後、内藤るなが(客席を見て)「めっちゃ手がある…!」と興奮気味に話し、観客の笑いを誘っていた。
会場一体となっての「一揆!」コールで盛り上がる『世直しタイムスリップ』や、内藤の「声出していくよー!」という煽りから始まった『わが輩は乙女である』など、アゲ曲連発で会場のボルテージを上げていく。

途中MCでは、全国を廻ってきたツアーの思い出を振り返るメンバー。仙台の牛タンや、名古屋で初めて食べたういろうなど、その土地の”美味いものトーク”に花を咲かせた。
さらに今回は、全国ツアーならではの試みとして、その土地にゆかりある事務所の先輩グループの名曲をカバーし披露していた彼女たち。
「あの時だけにしちゃうのもったいなくない?」という内山の提案で、各地で披露してきた4曲のうち、この日パフォーマンスする2曲をじゃんけんによりその場で決定することに!
じゃんけんの結果、披露されたのは、ばってん少女隊のカバー『おっしょい!』とたこやきレインボーのカバー『なにわのはにわ』。
本人たちも本番までなにを歌うかわからないというドキドキ感も相まって、会場は大いに盛り上がった。

中盤には、新しい制服衣装チェンジし再び登場したメンバー。キラキラと爽やかな『MUSIC FANTASY』、疾走感あるロックチューン『ボクタチ、ワタシイロ』など幅広い楽曲でライブを彩っていく。
『腹!筋!録!』では、サインボールを投げるなど、ステージをめいっぱい使いパフォーマンス。それに応えるかのように観客は振りコピにコールにと大熱狂。会場一体となって大暴れした。
高井千帆の「もっと声出していけますかー!」という煽りののち、繰り出されたのは『Dreaming Road』。”決意を新たに前を向いて進む”という彼女たちの軌跡をたどるような胸に響く歌詞に、観客はこぶしを突き上げ応える。そのまま『ワールドピース』『だけどユメ見る』を披露。最後まで全力パフォーマンスで観客を魅了し本編は終了した。

鳴り止まぬ歓声に再び登場した5人は、今回のツアーのテーマソング『SPARKLE TOUR!!』からアンコールをスタート。メンバーいわく”妖精がテーマ”というチュールスカートとツアーTを身にまとい、キュートなパフォーマンスで魅せた。
ここでいよいよ、ツアータイトルにもなっている”Revenge for 1000”の結果発表の瞬間だ。椎名るかは「明日見よう?」とはやくも涙声で、会場全体にも緊張が走る。
全員の注目が集まるなか、内藤が掲げた”ロジャメーター”に書かれた本日の集客数は「1041人」。見事にリベンジ達成!!
ひざから崩れ落ちて涙したり、抱き合ったり、メンバーは思い思いに感動を爆発させた。
さらに続けて、今冬の1stアルバムのリリース決定がサプライズ発表。「アルバムってすごい、アイドルみたい!」「上を目指して頑張っていきます!」とメンバーはそれぞれ喜びを表現し、決意を新たにした。
嬉しい報告の連発に会場が祝福ムードに包まれるなか、ライブはいよいよクライマックス。『教歌SHOCK!』『独特道徳ドクトリン』につづけて「今日、ここ川崎CLUB CHITTA’を、宇宙で一番幸せな場所にします!」と宣言し披露したのは、彼女たちにとって最初のオリジナルソングである『歌いたいのうた』。そして最後は今回のツアー限定で発売されたシングル曲『タンバリン、凛々』で、会場全体が幸福感に包まれフィナーレを迎えた。

最後の挨拶では、まず椎名が「体力もついて、歌うことがもっと楽しくなった」とこのツアーを通してさらにステップアップしたことを伝える。平瀬美里は「学校や早起きも、このステージがあるから頑張れる」と等身大の気持ちを届け、高井は「リベンジを達成した次には、何が待っているのか楽しみです!」と頼もしいコメント。内藤は「伝えたいことがたくさん出てきちゃうけど、本当に言いたいのはこの2文字。”感謝”です!」とまっすぐな言葉を伝えた。そしてリーダーの内山は「このステージで輝けているのは、メンバーやお父さんお母さん、スタッフさん、そしてオトモダチのおかげです。これからも絶対に楽しませます!退屈させません!」と力強く宣言し、ファンからは大きな拍手と歓声が送られた。
悔しい経験をバネに挑んだ今回のツアーは、彼女たちを大きく成長させたに違いない。“1000人集客”というリベンジを見事達成し、さらに初のアルバムリリースも決定。追い風に乗りはじめたロッカジャポニカから、今後も目が離せない。

[TEXT by 日笠麗奈]
[PHOTO by 清水ケンシロウ]


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