チームしゃちほこ
野郎NIGHT2014
2014.2.21 Fri at EX THEATER ROPPONGI
open 18:30 / start 19:00
乙女が魅せる”男気”。プレミアムな一夜に狂乱の渦!
2月21日、昨年末にオープンしたばかりのEX THEATER ROPPONGIにてチームしゃちほこがスペシャルライブ[野郎NIGHT2014]を決行!この日のライブは[トーキョー カルチャート by ビームス]とチームしゃちほこのコラボレーションの一環で、漫画[クローズ][WORST]に登場する[武装戦線]をイメージした[SYACHIHOKO SENSEN “T.F.O.S”]と題された企画商品も販売。この日の彼女達はその[武装戦線]に則って、いつもと違う”ワイルド”且つ、”ちょいワル”な衣装で”野郎NIGHT”の名にふさわしい男気溢れるステージを完遂!そしてこの日、客席前方には、”男装をした女性”が優先的に入場できるエリアも設けられ、ユニークな試みがライブをさらに盛り上げていた。
開演時間に客電が落ちると、thee michelle gun elephant『ゲット・アップ・ルーシー』のハードなSEと共にメンバーが登場!暗がりのステージにメンバー5人(坂本遥奈は”乙女受験戦争”で欠席)がスタンバイ!大きな歓声と共にライブは『勝手にハイブリッド』で幕開け!先述の通り、この日のメンバーはそれぞれのイメージカラーのネクタイにシャツスタイルと、ボーイッシュな衣装で特別な夜を演出!リーゼントをイメージしたオールバックの髪型もイカしてカッコいい!彼女達とフロアの息もピタリと合い、ライブはのっけからハイテンションで容赦ないものへ!間髪入れず『ピザです!』を投入すれば、さらにヒートアップ!2曲を続けて披露すれば、本日最初のMC。いつも通り、自己紹介が行われるも、ここでもスペシャルな自己紹介がなされる。咲良菜緒が「4代目頭、九能龍信です。」と名乗れば、伊藤千由李は「7代目副ヘッド、藤代拓海です。」、そして、安藤ゆずが「6代目副ヘッド、清広義巳です。」、さらに大黒柚姫が「初代頭、鈴木恵三です。」、最後に秋本帆華は「5代目頭、武田好誠です。」とそれぞれが挨拶。彼女達が名乗ったのは[武装戦線]の作者である高橋ヒロシのマンガに登場するキャラクターの名称である。その後、この日のタイトルである[野郎NIGHT]に沿ったトークで場を盛り上げた所で、再び曲へ。『尾張の華』で男らしさを見せつければ、『いいくらし』でキュートな一面もしっかりと見せる!そして再び、MCに。この日のメインイベントと言っても過言ではない特別企画、[箱の中身はなんだろう]が行われる。中身の見えない箱に手を入れ、箱の中身を当てるという定番ゲームだ。咲良の仕切りでコーナーは進行し、くじ引きでチャレンジャーは決定!メンバーがクジを引くと、全てのクジに”安藤ゆず”の名が。仕組まれたクジにより渋々、安藤ゆずが挑戦!男気を見せると意気込んだものの、涙を見せる彼女がスクリーンに映ると、場内は爆笑の渦に。そんな大盛り上がりの中、彼女は見事に箱の中身の”パイナップル”を言い当てるのであった。そして、コーナーも終了かと思いきや、再び箱が登場!今度は進行役の咲良が挑戦する流れに。生きた”タコ”にひるむ事無く、勇敢に挑む彼女に会場は再び湧く。”イカ”か”タコ”のどちらかで悩む彼女は足の数を数えて素晴らしく箱の中身を言い当てる!見事にゲームに勝利すると、観客に罰ゲームとしてCO2ガスを噴射!こうしてコーナーが幕を閉じれば、「茶番はまだまだ続きます。しゃちほこの夜はこれからだ!!!」と秋本が愛らしく言葉を投げかけ、ゴールデンボンバーの『女々しくて』、嵐の『ワイルドアットハート』のヒット曲を大熱唱!特に『女々しくて』の会場との一体感は抜群!軽いMCを挟めば、そのまま後半戦へと突入。『ザ・スターダストボウリング』『そこそこプレミアム』『ごぶれい!しゃちほこでらックス』を間髪入れずに怒濤の勢いで披露すると、畳み掛けるように咲良が「野郎と言えば”拳”、ペンライトしまえ~!!!」と号令をかける。場内はペンライトの替わりに拳を突き上げ、特別な一夜を盛り立てる。そして、『乙女受験戦争』と『トリプルセブン』のアップナンバーを叩き付けると会場の盛り上がりは最高潮に!とりあえず最後の曲と伝えられた『大好き!』で本編は終了!
アンコールを求める観客に応え、冒頭で述べた[SYACHIHOKO SENSEN “T.F.O.S”]のライダースベストとTシャツに着替えたメンバーが再び登場!アンコールの楽曲は特に打ち合わせていない模様で、その場でメンバーがやりたい楽曲を上げ、決めていく。予定では2曲の所を、咲良の「3曲やればいいじゃん!」の一言で、候補曲3曲の全てを披露することに! 予定外の事にスタッフは困るものの、それを見事に押切り、3曲披露する権利を勝ち取れば、サービス精神旺盛な彼女等の粋な計らいに場内から歓声が! そして、『待つわ ~DD大歓迎!~』、『女々しくて』、『恋人はスナイパー』と立て続けに踊り歌えば、いよいよ本当に最後の曲「でらディスコ」。天井の七色のミラーボールがステージを彩り、この日のライブは華やかにフィナーレを迎えるのであった。”可愛らしい”彼女達の見事な”男気”に魅せられた濃厚なステージに観客は実に満足げであった。翌日はこの日とは真逆の”女の子”の部分をプッシュしたイベント、「乙女祭り2014」も開催され、こうした、チームしゃちほこの飽くなき探求やチャレンジはまだまだ続いていく!
[TEXT by Kuwata Kousuke]
[PHOTOS by SOSHI SETANI]