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LIVE REPORT

ももいろクローバーZ

ももクロ秋の2大祭り〜男祭り2012〜

2012.11.05 mon at 日本武道館
open 17:30 / start 18:30

男気溢れる世界のももいろクローバーZ!
男祭り2012

ちょうど1ヶ月前に女性限定ライブ”女祭り2012″が行われた日本武道館。
史上最大級の女子会として平日にも関わらず大盛況となり話題となったあの日から1ヶ月が経っていた。
会場の外では男祭りにも関わらず多数の女性ファンの姿も見受けられる中、会場に入ってくるファンに耳を傾けると、皆ステージを見て驚きが隠せない様子。
何と言ってもステージと客席の距離がハンパ無く近いのだ!
アリーナに設置された真四角のメインステージを北と南に花道が続き、西と東にサブステージが設けられ、紅色の高欄に覆われた八角形のサブステージが囲み、算木組みされたものや和太鼓など和を意識した空間がお目見えしているではないか。
ステージをぐるりと囲む客席にマネージャーの川上氏が客席に登場すると周りから”川上コール”が起こり、両手を大きく上げコールに応える川上マネージャーの姿に会場が一致団結した。
至る所から聞こえるメンバーを呼ぶ声!どこを見渡しても男・男・男!
会場内に流れるBGMまでもが北斗の拳、ルパン三世のアニソンに始まり”前略、道の上より”や”とんぼ”といった男らしいもので溢れている。
この状態にももクロはどう挑むのか!焦る気持ちと期待と共に和太鼓の音が会場に響くと、柔道着を着た男性が多数八角形のサブステージに現れメンバーよりも大きな筆を持ち、ハチマキを巻いた合気道風・袴道着衣装で登場!
メインステージが真っ白な半紙になっていて、そこに大きく”男”と見事な筆さばきを見せ、その周りでは「1!2!3!4!」と、正拳中段突きの型が行われている。
「ハイっ!ハイっ!ハイっ!」と会場がひとつになり、ももクロの勇姿を応援し始まる”OVERTURE”からの「うりゃほい!うりゃほい!」の勢いが止まらない。
“全力少女””最強パレパレード””ピンキージョーンズ””気分はSuper Girl!”と立て続けに披露し、メインステージを曲ごとに東西南北に向きを変え、どの角度からもももクロちゃんが楽しめるようにとファンへの配慮が見られる。


「ここが私たちの”ライブハウス武道館”だー!!」と百田が言い放つと凄まじい程の歓声が響き渡り、お決まりの自己紹介も今日は男祭りバージョンと変化し、
ハマの暴れん坊・高城は「ももクロの感電野郎」
ミスター反抗期・佐々木は「何かとセクシーでやんちゃなももクロの一番星」
大食い番長・玉井は「ももクロの若大将」
ど根性ガエル・有安は「根性根性ド根性の小さな巨人」
ももクロのアタマ・百田は「八重歯は正義の吸血鬼」

と、いつもとは全く違うももクロに大興奮の会場。
「いいかお前ら~!男らしく生きてっか~?女子供に優しくしてっか~?夢を持ってるか~?ももクロを愛してるのか~?今日はお前らの男っぷりをたっぷり感じさせてもらうから油断するんじゃねーぞ~!」と玉井の妹キャラも今日に限っては弟キャラの様だ。
“Believe””ももいろパンチ””未来へススメ!”と更に続き、和太鼓とのコラボしている中、サブステージでは先程の柔道着の男性達が続々と現れ、ももクロが袖に入った瞬間”男のハーフタイムショー”と題し、電光掲示板に”地上最強の空手・極真会館演武”と映し出され”征遠鎮”と呼ばれる型を披露し、バット折り、瓦寸勁割り、ブロック割り、氷柱割りが披露され、和太鼓の煽りもあり更に男気溢れる会場に沢山の拍手が送られた。

柔道着風・道着衣装にチェンジして登場したももクロの頭には百田はクマ、佐々木はうさぎ、有安はカエル、玉井はトラ、高城は怪獣?といった帽子を被り”PUSH””BIONIC CHERRY””白い風”と続き、百田の「お前ら~質問がある~!今日は何曜日だ~?」との問いに「月曜日~!」と会場。
「月曜日のこの時間に何やってんだ~?お前らもっと働け~!」と”労働讃歌”へ。
「働こう!働こう!」の掛け声に始まり、有安と佐々木のダンスに沸き、ラップ部分の大合唱で更にヒートアップする会場。
再びMCに入り、先程行われた”男のハーフタイムショー”で演武した地上最強の極真会館の説明をしている中、メインステージの画面には告知が流れる。
「見ないで~!皆、見ないで~!」とステージに横たわり画面を体で隠すメンバーの姿に笑いが起こる。
「もののふさん、疲れて来たんじゃない?戻る?」との百田の一言に割れんばかりの「え~!!」が響き渡り”猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」””ワニとシャンプー””走れ!”と続き…やってまいりました”男のハーフタイムショー”第2弾!
チャッパと呼ばれる小さいシンバル状の音色がメインステージ横の四隅から鳴り響き、その音に合わせ…なんとあの正道会館最高師範である角田信朗氏が登場。
花の慶次~斬の主題歌である”よっしゃあ漢唄”の「そーれそーれそれそーれそー!」に大興奮の会場。
男気溢れる歌に男汁炸裂!

「ももクロ男祭り、いよいよラストスパート!最後まで皆、楽しんでください!」と言い放つと沢山の拍手が送られ会場を後にする角田氏の背中もまた漢であった。
和太鼓のバチがオレンジと青に光り、プロレスリング・アナウンサーである田中ケロ氏が登場し「時は来た。ももクロ天下獲りに向けて遂に動き出す!渾身の布袋イズムが武道館に降臨!今ここに新たなる伝説が始まる!」と黒のノースリーブ・ライダース風ジャケットにメンバーカラーのチュールがアクセントとなった小悪魔衣装と共に登場し、新曲”サラバ、愛しき悲しみたちよ” を初披露。
“行くぜっ!怪盗少女”のエビぞりも出欠も見事に決まり、”スターダストセレナーデ”へと繋げ、新曲の衣装についてのトークが繰り広げられている中、玉井の「男たるもの餅を焼かずに食え~!」に続き、佐々木の「男たるもの背中で語りやがれ~!」百田の「男たるもの仕事のサボり、学校のサボり、気にせず声出せ~!」有安の「男たるものズボンのチャックはちゃんと確認しろ~!」と高城の「男たるもの」を聞こうとした瞬間「おい!何、小娘が男語ってるんだ!バカヤロー!」と声が聞こえたと思ったら”タイタントロン”が流れたではないか!
飯塚高史率いる新日本プロレスヒールユニット”CHAOS”が乱入!
ももクロにスリーパーホールドや地獄突きをお見舞いしに来たのかー!!と思いきや、当の飯塚はサブステージをウロウロしている。
「俺達に何の断りも無く”男”語ってるんじゃねーよ!」と矢野通がマイク片手に乱闘が始まり、気付けばメインステージが赤と青のリングに変化を遂げていた。
「何でお前らにいちいち断らなきゃいけねーんだよ!ってか、顔怖いんだよ!」と高城が食って掛かる。
「お前らがこの天下の日本武道館で”男”を語っていいかどうか今から”男前問答”で試してやるよ!」と邪道
の出すお題に対して、1番男っぽいものを応えるという男前問答が始まる。

Q:文房具で1番男っぽいものは?
A:分度器(玉井)

Q:スイーツで1番男っぽいものは?
A:ずんだ餅(有安)

Q:男っぽいリゾート地は?
A:ゴールドジム(佐々木)

Q:1番男っぽいパスタは?
A:ボンゴレ(高城)

Q:1番男っぽいあだ名は?
A:ジャイアン(百田)

…なんて男っぽいんだろうか。
ここに女性が居たらきっと惚れ惚れしてしまうだろうに。
そんな中、男祭り同様武道館の外では会場に入れなかった沢山のファンがもうひとつの男祭りをやっていた…というのはまた違う機会に紹介するとして、今回も迷惑にならないようにと密やかにサイレントヴォイスでエールを送っていた沢山のファンの姿があったそうだ。

話しは戻り、CHAOS軍とももクロとの乱闘が始まり、掴み合いにらみ合いが続く中、玉井のスペースローリングエルボーがTAKAにキまり、百田の二段蹴りが邪道にキメられ「”男”語るのに男も女も無いんだ!仲良くなる前から女が男らしくないなんて言うバカ居るかよ!」と玉井のビンタが邪道きキマったところで邪道が隠れモノノフだという事がチラホラ。
プロレスの聖地である武道館の使用を認められ「まだまだこの日本武道館で男を魅せてくれ!思いっきり暴れやがれ!」と”Chai Maxx”が始まり、CHAOSとももクロのコラボが始まり、キメのポーズと共にヒートアップする会場に「ラストスパートいっちゃいますか!」と佐々木の一言から”コノウタ”のイントロが流れ「うりゃほい!うりゃほい!」が始まりお決まりの”Z”で会場がひとつになり「ありがとう!」と大きく手を振り会場を後にするメンバーに沢山の拍手と歓声が送られた。

アンコールでは”Z伝説”のSEが流れ、再度盛り上がる会場に田中リングアナ再来。「男の男による男の為のアンコール。只今より本日のメインイベントを行います。赤コーナーより最高・最強・しかも世界のテッペンももいろクローバーZ華麗に見参!」
山車に乗り”ココ☆ナツ”が始まるのだが、ただでさえ近かったステージが更に高さを増す事により本日一番の近さに。
手の届く距離に居るももクロに再び盛り上がる会場に”男風”と書かれたTシャツにチェックのミニスカート姿で登場した。
“ツヨクツヨク”では本日出演の全員が揃いタオルをグルグル回し”あの空に向かって”では「世界のももクロNO.1!」のコールが鳴り響く。
「男の子って楽しいね!」と楽しそうに話す玉井に「距離なんて関係無いと思っています。どこに居ても皆さんのパワーは届いています。」と涙ながらに話す有安の姿もあり、最後まで男気溢れた熱気ムンムンの会場に「世界のももクロNO.1!」がいつまでも響いていた

[TEXT by オオタニヒトミ ]
[PHOTO by Yuji Honda, Tsuzie Jackie]

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